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2012,08 01

[ネタバレなし]-映画評-おおかみこどもの雨と雪



昨夜ようやく観てきた。

事前にあらすじを読んだり予告を見たりで、観る前から自分の中のハードルはかなり上がってたのだけど、しかし本作品はそれを軽く超えてみせた。


「時をかける少女」みたいにこれといった飛び道具も、「サマーウォーズ」の様なぶっ飛んだ非日常感も、本作には無い。

あるのは、一番最初の設定の「恋をした相手がおおかみおとこ」という、特別なところはただその一点のみ。

それ以外はリアルの世界と(ほとんど)何も変わらず、淡々とした日常を描いているだけなのに、いやだからこそ、自分的にそれら過去二作を遥かに凌駕していると思える傑作であった。

最初の設定段階からは一切、後出しで条件を付け足す事をこの作品はしていない。なので観客は今後の展開を予想しようと思えば出来るはずなのだが、実際には作品の方が一歩も二歩も常に先を行っていて、上映中127分間全く飽きさせる事は無く、手に汗握る展開でストーリーは進んでいく。

作品が常に観客に勝ってるというのは、これは凄い事だ。シナリオ書きにとってはまさにお手本になりうるストーリー展開だと思う。更にそれに演出も加わってリアルな日常を徹底的に追求しているので、赤の他人でしかもそれが二次元のキャラにも関わらず、観ているものにもそれが全く他人事には思えずに、主人公の花の13年間の日常に釘付けになってしまう。

日常。しかしこの淡々とした日常が、それが明日になれば奇跡によって支えられていたのだということを、我々の普段の生活と重ねて振り返ってみても、それは本当に改めて感じられるのだ。
本作では自然の描写が、それが風景に対しても生き物に対しても、そしてその生き物の一部である人間にも、ふんだんになされている。映画ではあり得ない"匂い"までそこには確かにあった。
その意味で自然の中に組み込まれている我々の日常は、常に移ろい流れ行く無常だと思わずにはいられない。

子も、いつまでも子ではない。それはあまりに唐突なので、しばらく親は気付けないのだが、しかしいつかは子離れの、その時は来てしまう。だからこそ二度とは戻らない、決して代替え不可能なかけがえの無い日々が、私はとても尊く感じる。それは我々の毎日に落とし込んでも、その価値は変わらない。特に実際に子育てをしている親御さんの日々は、それ自体がとても一瞬一瞬奇跡の様な毎日なのだと想像する。

決して観光地にはなり得ない様な何でも無い場所にも、決して日の目を浴びる事は無い様な人の人生にも、ふと目を向けるとそこには、そこにしかない唯一無二の素晴らしい絶景が広がっているというのが、作中で一番伝えたかったメッセージだと個人的に感じた。

そしてそれらが全て違和感なく、「自然に」アニメーションで表現をされているという事実に、驚嘆と敬服の念を、私は細田監督に対して抱かずにはいられない。

作品というのは人によって色んな見方があるのは当然なのだが、特に本作は、観る人観る人で別の作品に変わるだろうと思われる。いうなればそれだけ受け皿の大きい作品という事なので、老若男女、未来過去現在、人種も場所も問わず自信を持ってオススメ出来る普遍的な大作だ。

私も結婚をして、子供が出来た時と、また子育てをしている時と、そして更に子離れが終わった時という、それぞれの節目の時期に、また見直す事にしよう。きっと全然変わって見えるのだろうから。
その為だけに生きたとしても、もうそれだけでも十分過ぎる理由だろうと、正直思う。

これより詳細の感想は、次のネタバレあり版のentryにて書く事にするので、ひとまずこちらではこの辺にしておく。


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